仕事と就活のメモ帳

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資格を取ると就活に役立つか?

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大学生活は4年間あります。

その間に、「将来役に立つように資格でも取っておこうかな。」と考えたことのある人は多いでしょう。

でも何を取ればいいのかわからないし、

本気で取ろうとするならそれなりの時間と勉強が必要です。

4年もあるとは言ってもいつかは終わる大学生活です。

せっかくなので時間の限り遊びたいですよね。

だけど、それでも3年生の頃には就活というビッグイベントが待ちかまえている以上は何もしないわけにはいかない。

「なんとなく取ったほうがいいだろう」とは思いつつ実行にはなかなか移せない。

そういった学生が就活を意識し始める頃に聞きたくなる質問のひとつです。

この記事では就活のために資格を取るべきなのか?資格を取ると役に立つのかを考えます。

資格は稼ぎにはつながらない

まず、資格をとっても学生のうちはほぼ役に立ちません。

学生のうちから商売をしているがその中でどうしても資格が必要だった。

というわけでもない限り必要ではないからです。

会社での昇進の条件として資格が必要なことはありますが、

それは入社後の何年先のことかわかりません。

更新が必要なら手続きが面倒でもあります。

私たちが持っているリソースは健康な体から来る労働力と時間です。

資格は労働力としての自分の価値を上げてはくれますが、

資格を持っていれば絶対に稼ぎが増えるというものでもありません。

資格を取れば安泰というようなことはないのです。

なので、資格に期待はしない方が良いでしょう。

急いで取らなくても良い

就職したら必ず取らなければならない資格があるので、

それを学生のうちにとっておけばアピールできる点になるため、

資格を取っておくというのは良い作戦です。全く意味のないモノではありません。

しっかり就活でも効果を出してくれることだと思います。

例えば、証券会社を志望しているなら証券外務員を取ることになるのですが、

証券外務員には1種と2種と二つあります。

就活でも2種を取っているという学生はいましたが、

結局内定をもらって入社するまでに二つとも勉強して取るようにと指示されて、

卒業後には基本全員が持っていました。

もちろん主体的に動いて取得したのですが、

就活している時から2種を持っていることはアピールになります。

証券会社に興味があるというとても良いアピールにはなるのですが、

後からまとめて取ることになるので、

それなら学生の間に取らなくても良いのではないかとも思うのです。

資格取得は面接の話のネタになる

企業が新卒の学生を採用する時は、入社時点での知識・経験はそれほど重要視されません。

大企業なら入社してからの研修制度を整えているので必要な知識は後から研修で学ばせてもらえるからです。

それよりも、少しでも早く仕事を覚えて頑張ってくれそうか。そういった部分を重視します。

そんな時に参考にするのが「学生時代に力を入れたこと」などの話です。

成績、部活動、資格など学外の実績、学外の活動履歴です。

大学で良い成績をとれた方がいいのは当たり前です。

そんなことはわかりきっていることですが実行するのは難しいですよね。

当たり前のことを当たり前にできるかを大学の成績で判断することができます。

部活動は、体育会系の部なら全国レベルの選手が集まるハードな環境なので、

4年間続けたというだけで体力的・精神的に辛くても努力を続けられることがわかります。

さらに全国に通用するレベルの成績を出しているのなら、競いあう環境の中で結果も出せることの証明にもなります。 

資格ももちろん役に立ちます。仕事をする上では自主性が求められますが、

資格を取ることは自分で目標を作り、計画を立てて行動できることの証明になります。

また合格できなかったとしても、どうして合格できなかったのか、

計画が悪かったのか、計画通りに行動できなかったのか、

時間が足りなかったのか、その理由を自分で分析して次の計画を立てたことを、

面接官に話せば良いわけです。 

目標と行動と結果から自分なりの分析をして改善点を見つけて次の行動に移す。

この一連のプロセスができることを伝えられれば良いのです。

資格取得の一連の流れは面接と抜群に相性が良いです。

上手く伝えられれば、面接官に仕事でも頑張ってくれそうだと感じてもらえます。

なぜ資格を取りたいのか?

一番大事なのは自分が本当にその資格が必要なのかということです。

役に立つから取る。という理由で資格試験を受けることは素晴らしいことです。

本当に受からなかったとしても、実際に行動に移したことは無駄ではありません。

しかし、就活に役に立つから取るというのが起点ではモチベーションの維持は難しいです。

資格といっても難易度はピンキリですが、さすがに授業で出てくる小テストほど簡単なものではありません。

なので、資格を取るなら遊びや飲みに行く時間を多少なりとも削る必要があります。

知らないことを知る楽しみはありますが、勉強は面白くないことも多いですよね。

今まで全く知らなかった分野に初めて触れて、解法を理解し、自分の知識として定着させるのは大変な労力が必要です。

学生という職業は実はかなり大変なのです。

楽しくないことをずっと続けることは普通はできません。

なぜその資格を取るのか?自問してみた時に、就活に役立つ以上の理由を答えられることが理想的です。

本当にその資格が必要で欲しいという気持ちがあればモチベーションも維持しやすく、合格の可能性も高まります。

まとめ

ここまでの話をまとめると、

資格を取れば就活は万事OKではありませんし、稼ぎにつながるとも限りません。

しかし資格を取ると就活には役立ちます。

どうして資格が必要なのか、確固たる理由を持っていれば合格しやすいです。

もし悩んでいるのならぜひとも一度挑戦してみましょう。