仕事と就活のメモ帳

就活とか仕事の話とか

「お客様のため」に証券営業なんてしない。

証券会社というのはそこで働いている自分で見てみてもイメージが悪い。

株やら投資信託やら、訳のわからないものをしつこく勧めてくるし。

自己責任の原則だとか言って、自分たちはリスクを取らないくせに、

人にはリスクを取らせて手数料をせしめようとする。

 

「証券会社というのは、お金を融通すると書く金融会社であり、

社会経済を活性化するために、資金の流動性を高める役割がある。」

こんな体の良い標榜を掲げているけど、

営業員は実際はノルマノルマで苦しんでる。

 

自分のような新人も、お金のありそうな大きい会社や、

車がたくさんある家を見つけては

飛び込んでいく今の様子が、

なんとなく乞食に似てるなーなんて感じることもある。

 

時々、株に興味があるということで話を聞いてくれる人がいるけど、

そういう人と会うことができると、飛び上がるくらい嬉しい。

早速詳しく話を聞いて、

株、投信、債券、最近はラップ口座が流行りだけど

数ある商品の中からよさそうなものを選んで勧めてみる。

 

いくら興味があると言っても、

自分のお金がかかってるとなると、慎重になる。

いきなりとびこんで来た奴が詐欺師でないとも限らないし、

もうからないけど手数料の高いものを売りつけようとしているのかもしれない。

要は信用がない。

 

どこの証券会社もにたようなものを売ってるから、

最終的にはその営業員が信用できるかどうかというところで、

どうすれば信じてもらえるかは、正直全く分からない。

それはまたの機会に考えるとして、

今週、思ったことが一つあった。

 

自分としては、早く買ってほしいから、

いかにメリットがあるかを説明していたけど、

そんなとき、

「お客様のために」と言って勧めるのは、なんか違うと思った。

すごく嘘っぽい。

 

ボランティアでやってるのなら、そんな風に言っても説得力があるけど、

売買金額の中からその一部を手数料として頂く訳だから、

事実としてお金のために働いてる。

だから聞こえの良いことを言うよりも、

「自分のために勧めています。」ってはっきり言った方が良い。

 

証券会社で働く人は基本、誰であっても毎月の給料と、

それに加えてどれだけのボーナスが得られるか、

ということを考えながら社員が働いてると思う。

 

ボーナスの金額は成績によって決まるし、

その振れ幅もめちゃくちゃ大きい。

良い結果を出せば出すほどお金がもらえるとなれば、

当然お金のために頑張る。

 

数あるものの中から手数料率の良いものを売ろうとするし、

買ってもらうために本気でセールストークを考える。

 

損失を出してしまった人に再び別の何かを買ってください。

なんて言えないし、継続的に取引をしてもらえるように、

儲けてもらって信用を得なければならないから、

本気で儲かるものを探す。

 

ここで初めて、「お客様のために」に近いものが出てくる。

最終の目標地点は「自分のために」だけど、

そのためにはまずは儲けてもらわないと。

 

これなら自分にとっても嘘じゃないし、

嘘じゃないどころか全部本当のことだし、

思ってもいないことを言いながらやるよりもずっと良いと思った。

 

 

新人証券営業マンの新規開拓の日々

実際に営業をするようになってから、しばらくの時間が経過しました。

家や企業に訪問や電話をしては邪険にされて断られる。

電話なんかブツ切りされたりすることもあるし、

同期の一人は名刺を渡したらビリビリに破かれて、

一時間ほど説教されたとかいう話もある。

 

支店の中では、毎朝目標とその達成状況が報告され、

問題を起こした者や、目標に届いていない営業員は上司に怒られる。

こんなことを毎日毎日繰り返しています。

 

よく、証券会社はイメージと現実のギャップがありすぎてつらい。

という話を聞くけど、ギャップがあるから辛いなんてことは、正直なかった。

ギャップがあるからではなく、むしろ想像通りすぎて辛いんです。

毎日怒鳴り声が飛び交っている中で落ち着いて電話ができるわけもなく、

なんとかアポをとれれば逃げるように外へ出る。

名刺を集めることが最初の目標であり、

届かなかったり訪問や電話の件数が少なければ、もっと数を増やせと怒られる。

もちろん新人だからという配慮はあるけども。

 

話に聞いて事前に知っていたとは言っても、

実際に経験してみるとやっぱり辛いんだなと、今とても実感。

ただ、

辛いからといって、同期と飲みに言って愚痴をこぼしているだけじゃ、

何の解決にもならない。

今の嫌な状況を変えるには、どうにかこうにか成績を上げる必要があるし、

そのためにはいろいろと作戦を考えなければならない。

 

そんなわけで、新規開拓がうまくいくにはどうすればいいか?

ということがしばらくこのブログのテーマになりそうです。

更新頻度、上げないとね。

 

 2018/5/29追記

入社して3ヶ月目の時に書いた記事ですが、

働き始めたばかりの頃に書いたので、

初めての環境にビクビクしてたのを読み直して思い出しました。

新入社員に入社して数年の先輩がメンターとしてつくのですが、

そのメンターになる人が配属初日に大声で怒鳴られていたのには焦った笑

この時はとても辛いような書き方をしていますが、新入社員は大事にされます。

理不尽な怒られ方をすることは今に至るまでありませんでした。

殴られたり、物を投げられたり、罵倒されたりということもないです。

始めはそれこそお客さんのような扱いを受けて、

「ああするんだよ。こうするんだよ。」と、とても丁寧に教えてもらえました。

とはいえ、

新入社員が教えてもらっている横では先輩上司がいつも通り仕事しているので、

進捗が良くなければ「残りもやるぞぉ!」と盛り上がっちゃうことはあります。

決して楽じゃないですが、それほど嫌いじゃないです。

(他の環境を知らないのでバイアスがあると思いますが)

「マイナス金利「税」で凍りつく日本経済」[読書]

 

金融本というのを始めて読んだのですが、言い回しが強烈な本でした。

もし、金融本始めて読むから何かオススメないかと聞かれたら、

他のもっと当たり障りのない言葉遣いをしている本にしようとも思いました笑

 

マイナス金利「税」で凍りつく日本経済

マイナス金利「税」で凍りつく日本経済

 

 

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就活で良い結果をだすために、周りが何もしていない時に努力しよう

GWも終わりにさしかかってきました。

帰省したり、旅行していた方もそろそろ家に帰って来る頃合いではないでしょうか?

週が明ければ、また就活の日々が始まります。

GWの間もやってた。という方は

 

今回の休みの中で、少なからず自由に使える時間がたくさんあったと思います。

その間に何をしていたのか?ということは、とても重要です。

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