大卒という学歴って本当に意味があるのか?
ぶっちゃけ大学っていく意味あるのか?
ふと、そんなことを思ったことはないでしょうか?
周りが進学しているから自分も流されるように大学に入学し、
そしてそのまま無事に卒業はできるかもしれないけど、
特にやりたいことがあるわけでもなし、
サークルやらバイトやらして授業は適当に流しながら通っているだけの学校。
大学はそれなりに楽しいけど、本当に大学にいく意味はあったのか?
私自身がふとそう思ったので今回は大卒という学歴の意味を考えてみます。
能力の違い
大卒だろうが高卒だろうが同じ人間なので、はっきり言ってできることに大きな差はありません。
強いて言えば習慣的に勉強することができたかどうかくらいのものだと思います。
とはいえ、努力する習慣を持っていること自体はとても重要なので、
就活において学歴は努力ができることを証明しており、
企業側はその点を評価しているという考え方もあります。
しかし、勉強ができる=仕事ができる
必ずしもそうなるわけではありません。
体を張った仕事はいくらでもありますし、
デスクワークといっても簡単な書類を含めた事務作業をしていることも多いです。
同じ職場で働いている二人で、高卒の方が仕事ができて大卒の方ができないということもあるかもしれません。
そういう意味では、大卒に意味はありません。
年収の違い
しかし、お金の面から見てみると明らかな違いが出てきます。
厚生労働省の調査によると、学歴による年収の違いが示されています。
普通に働いていると会社からもらえる給料がピークになるのは50〜54歳の頃が多いのですが、
一月あたりの給料の金額を比べてみると、大卒・大学院卒の男性では53万円程度。
高卒の男性では35万程度という調査結果が出ています。
20〜24歳の世代は、給料はそれほど変化が無いのですが、
年齢を重ねるに従って明らかに給料の伸びが違ってきます。
最終的にもらえる給料が20万近くも差が出てくるとなると、
さすがに大卒の学歴を持っていた方が良いと感じますね。
月収だけではイメージがつかないので年収で次は見てみます。
投資として見ると効率は良い
例えば、ストレートで大学を卒業し、
誰もが知るような大企業に就職して定年まで働くとします。
(これからはそういう働き方が少なくなるかもしれませんが)
こちらの日経の記事に生涯賃金の比較があるので見てみると
「学歴なんて関係ない」の真実 生涯賃金これだけ違う|マネー研究所|NIKKEI STYLE
大卒は2億8650万円、高卒は2億4000万円程度。
大卒の学歴があるかないかで4600万円程度の差が開くという結果になっています。
大学時代の1年間の授業料というと、高くても150万円程度が一般的だと思います。
600万円の授業料を払って大卒の学歴を取るか取らないかで、
一生のうちにこれだけの差が開いてくるようです。
大学は、いわゆる社会に出る前の最後のモラトリアムという言い方をされて、
大学で適当に遊んでいることが悪いことのように言われがちではありますが、
そもそも大卒という学歴を得るだけで、生涯賃金が増えるのですから、
どれだけ遊んでいようが大卒の学歴を取ること自体に相当の意味があることがわかります。
お金の話ばかりで気持ちの良い話ではないですが、
高卒ならもらえなかった4600万円のお金を稼ぐために
どうしても大学に行く必要があるという捉え方をすることで、
600万という決して安くない授業料にも意味はあり、
適当に遊んでいるように見える大学生活もれっきとして意味があると言えます。
授業料は投資。そのように考えるとおいしい儲け話と言えるのかもしれません。
大卒という学歴、決してバカにできません。