仕事と就活のメモ帳

就活とか仕事の話とか

調べたことを面接で活かす方法[就活][面接]

スポンサーリンク

業界研究や企業研究は十分にしたけど面接やESに本当に役に立つのか?疑問に思うことがあるかもしれません。

この記事ではこれまでに調べたことを志望動機や履歴書・ESにどうやって役立てるかを考えます。

目次 

企業と自分を絡めて話す

業界研究や企業研究で調べたことを活かす方法はシンプルです。というよりも一つしかありません。

企業の特徴と自分の特徴を絡めて話すことです。

自己分析で自分自身の長所や短所、どんな仕事がしたいか?と言う部分まではおぼろげながらでも用意できているはずです。

これらは自分の話なので変わることはありませんが、対して相手方の企業の長所・短所・どういう事業をしているか?というのは一つ一つ違います。

選考を受けている企業の特徴と自分の特徴に共通点を見つけることができれば、自分の話と組み合わせるだけで良いので、

簡単ですし調べたことを無駄にせずに済みます。

組み合わせのパターンはいくつかあるので以下で紹介していきます。

長所・短所と掛け合わせる

最もオーソドックスな方法は企業の長所と自分の志望動機を絡めて話すことです。

「御社のこれこれこういう点が素晴らしいと思います。」といった具合にその企業の長所を一つ例に挙げて、

自分はその点に惹かれたから就職したいという論法です。若干ありきたりな印象はありますが、

角が立たない話し方ですし相手も悪い気分にはならないので無難です。

もう一つは企業の短所・課題を例に挙げ、自分を採用すれば克服できるとアピールすることです。

度胸がいる話し方ではありますが、だからこそそのように話す学生は少なく、うまく伝えることができれば優秀な学生だと捉えられることもあります。

ただし、相手の否定から入るので心象が悪くなる可能性もあり、何でもかんでもこのように話せばうまくいくわけでもありません。

場面と相手を選んで話す必要はあります。

業界の動向と掛け合わせる

業界研究をしていると個別の企業では別々に動いていても、全体で見れば同じ方向に動いていることがあります。

そうした動向は事前に調べることができているはずなので、学部・院で学んできたことや自分の長所と絡めて話すことができます。

例えばの話ですが、近頃はAIの話題が頻繁に出ていますが、理由の一つに人件費の削減があります。

私たちが受け取る給料は企業が負担している費用の中でも特に重い費用なので、

人件費の削減をするのですが、これまで人が担っていた業務の一部を自動化してその業務に充てていた人員を他に回すことで効率よく人員の配置ができます。

(金融のバックオフィス業務が特に槍玉に挙げられています。)

そうしたシステム化やAIの導入を進めようとしている企業や業界の選考を受けていたとして、

もし自分がそうした社内の基盤システムを管理することができるような、関連する研究室やゼミに所属していたとしたら、

それは企業にとっては採用したい人材と言えるのではないでしょうか?

そこまで都合のよいことは無いかもしれませんが、業界全体の前提にある話を理解していることをそれとなく伝えられれば、

よく調べて選考に参加しているなと印象付けることはできます。

 力を入れている事業と志望動機を絡める

企業にはそれぞれ課題点やこれから数年間で力を入れていく予定の事業があります。

「興味のある仕事なんてないよ」という気持ちではどうしようもないのですが、

もし、自分がやりたい仕事とその企業が力を入れようとしている事業が共通しているなら、

その事業に自分が参加して活躍したいという話は相当の熱意を持って伝えることができるのではないでしょうか?

たとえ話の中身は同じだとしても、

全く興味のない仕事を「やりたい」と言うのと、興味のある仕事を「やりたい」と言うときでは気持ちの込もり方が違います。

実際に会って話しているのですから、その仕事をしたいと本気で話しているのなら面接官はその気持ちを汲み取ってくれます。

話しぶりで熱意を伝えることは不可能ではありません。

競合企業との比較をする

業界内の同業他社のことまで細かく調べることができていれば、その企業と他社との比較を具体的に行った上で、

自分がその企業を志望する理由を伝えれば、志望度が高い学生として印象付けることができます。

競合との違いまで調べているのですから、本当にその業界に興味を持って調べ、なおかつ自社を選んで来たのだな面接官が判断できるからです。

まとめ

以上のことをまとめると、

業界研究や企業研究で調べたことをその後の面接などで役立てる方法はシンプルで、

企業と自分を関連付けて話すことだけです。

企業との共通点を見つけて掛け合わせるだけで、ベースが同じでも中身が全く同じ使い回しの話になることはありませんし、

しっかりと調べていることをそれとなく伝えることもできます。