企業・業界の情報には2種類ある。
企業情報を調べることは就活する上で絶対に必要なことですが、
それらの情報には2種類あることをご存知でしょうか?
就職活動中に片方の情報についてはかなり注意してみるのですが、
もう一方の情報についてH、各所で情報は掲載されていますが意識していないとそのまま読み流してしまうこともあります。
しかし、就職先を決める上ではそちらも知っておかなければなりません。
この記事を読むことで、これから企業・業界研究を始める就活生が情報を読み流してしまうことがないように企業・業界研究ができることを目指します。
目次
就活生向けの情報
就活生にとって必携の本が存在します。キャリアセンターにも置いてあるでしょうし、
大学の書店に行けば必ず平積みで置いている本です。誰に話を聞いても就職四季報を読みましょうという話は多いです。
就職四季報 企業研究・インターンシップ版 2020年版 (就職シリーズ)
- 作者: 東洋経済新報社
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2018/06/01
- メディア: 単行本
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実際買って読んでみれば企業の情報がたくさん載っているので企業・業界研究には役立ちます。
一番気になるであろう平均年収や3年後の離職率、それから採用数や出身校などが載っており、会社の業績なども時系列で載っています。
こちらの情報は普通に就活をしていれば自然と触れるものなので特に今回は重要な話ではありません。
投資家向けの情報
はじめに書いた、もう一つの企業・業界情報というのは投資家向けの情報です。
例えば、 四季報にも実は2種類あり、就職四季報とは別に、投資家向けには会社四季報という名前で四半期(3ヶ月)に一回発行されています。
企業の業績発表は四半期毎に発表されるので、それに合わせて四季報も業績の見通しなどを載せています。
どうして四季報が2種類あるのだろうかと気になりませんか?
就職四季報には就活生が欲しがる情報を、会社四季報には投資家が欲しがる情報をそれぞれ分けて載せているからなのですが、
投資家にとっては別に就職するわけではないので、何人の採用枠があって定着率がいくらなのかということはそれほど重要なわけではありませんが、
就活生にとっては就職先の企業の今後の業績が伸びていくかどうかは、就職四季報にまとめられている情報と同じかそれ以上に重要です。
万が一の話ですが、どれだけ仕事内容に魅力があっても、そこで働く人々に憧れるからといっても、その企業の業績が不調でつぶれてしまうようなことがあれば、
路頭に迷うこともあるかもしれません。
そこまで極端なことはなかったとしても、経済環境の移り変わりや業界特有の事情で良い状態にある、もしくは悪い状態にある企業や業界は存在しています。
就職四季報と会社四季報の両方を買おうとするとお金がかかるのでわざわざ2冊とも買ってまで読まなくても良いですが、
少なくとも選考を受けている企業、志望度の高い企業は会社四季報も必ず読みましょう。
業績情報などは就職四季報でも載っているのですが、力を入れている事業の動向や、その期間中に起こった特別な出来事、
あとは今後の業績の見通しなどがコメントとして詳しく載っています。
読んでおけば面接に話のタネとして使える可能性もあります。
立ち読みで構いませんので気になる企業の情報を一度読んでみましょう。
まとめ
就職四季報に加えて会社四季報の情報も覗いてみましょう。
就職四季報には載せきれなかった情報があります。