受電しない社員は他の人の時間を奪っている。
電話に出る人とでない人
顧客から会社にかかってきた電話を取る人と取らない人、
はっきりと分かれていることはないでしょうか?
1コール目ですぐ取る社員、3コールくらいで誰も取らなければ取る社員、
どれだけなっていても絶対に取らない社員。本当に様々です。
私は同じ課と隣の課の社員宛てにかかってきた電話をよく取りますが、
二つ離れた課の電話を取るのは少し時間をかけてしまいます。
電話に出ない社員が、そうする理由はわかります。
電話を取ると自分の時間を奪われてしまうからです。
だからかかってきた電話を取りたいと思う人はいないでしょう。
多くの人がそうでしょうし、私もそう思います。
自分が電話に出ないことで同僚の時間を奪っている
電話に出たいと思うことはありませんが、
しかし自分が取りたくないとどれだけ思っていても、
電話がかかってこなくなるわけではありません。
必ず誰かが取らなければならないのです。
もし、自分が電話を取ることがなければ、余計なことにかける時間が減り、
仕事に取り組める時間を無駄にしていないように見えますが、
社員数と勤務時間を掛け合わせた全体の時間は電話が来た時点で減ります。
自分がでなければ、必ず誰かにしわ寄せが行くのです。
自分が電話に出ない=他の社員の時間を奪っているとも解釈できます。
全ての電話を取ることは無理ですが、あまりにもでなさすぎるのは問題があります。
受電も業務のうちにあるので、分担して取っていく必要があります。
仕事を覚えるためでもある
「若い社員が優先的に電話を取れ」という暗黙の了解のようなものがあります。
今はコンプライアンスや労働環境、労務管理が厳しくなってきているので、
おおっぴらに「若い奴が電話を取れよ」と言われることはそうありませんが、
顧客からの連絡がなければ発生しない業務も存在します。
入社後10年経って知らないことがあるのは恥ずかしいですし、
違う部署、支店に異動した時に、知らなかったことで叱責されることもあります。
覚えるには、やはり電話を取るしかありません。
また、すでに知っている業務でも対応を素早くするために慣れる必要があります。
その会社、その支店でしか行われていない慣例のようなものもあり、
業務の全てに精通することが絶対に良いことなのかはわかりませんが、
少なくともその場所で働いている以上、
業務をスムーズにこなせるようになることにデメリットはありません。
全ての仕事を早く覚えるためにも若手のうちはたくさん電話を取るべきです。