インターンシップは何社くらい参加した方がいいのか?
インターンシップは何社くらい参加すればいいのか?
参加しようとは思っているものの志望業界はまだ絞れていないし、これといって参加したいという企業もない。
はたまた色々な業界を見てみたいけど候補が多すぎて絞りきれないとか、
ある業界に集中してたくさん参加した方がいいのか、一つの業界につき一つだけに抑えた方がいいのか、
学業など他のことに時間も必要なのでインターンシップに使える時間は限られている中、そういった悩みを持つこともあるでしょう。
一番インターンシップが盛んな夏休みを控えた今の時期に、そういった疑問に対してどうすればいいか考えてみましょう。
明確な数は決まっていない
何社参加すればいいのか?という答えに対して、明確にこれだけ参加したらいいというはっきりとした答えはありません。
もちろん数多く参加した方がいいのは間違いないですが、必要以上にインターン参加しまくればいいというものでもありませんし、
他のことをおろそかにしてしまっては元も子もありません。
では、どうやって数を決めればいいのか?
それは、就活のゴール地点からさかのぼって考えていくと決めやすくなります。
最終目標は内定を取ること
就職活動の最終の目標は志望する企業から内定を取ることです。
インターンシップは内定を取るための就活に役立つのでどんどん参加していくべきではあるのですが、
ここで勘違いしてはならないのが、決してインターンにさえ参加していれば内定が取れるというわけではないことです。
参加していればそのまま選考に有利に働く場合もあるかもしれませんが、それでも本番の選考が全てパスになることはありません。
インターンに参加するのはあくまで本番の就活に役立てるためなので、
参加することが目的にならないように気をつける必要があります。
最終目標が内定を取ることと確認した上で、就活でやらなければならないことを考えてみると、色々と細かいことはありますが実は意外に少ないです。
就活でやることは、会社を知って自分を売り込むというこの2つだけです。
インターンは会社を知ることには役立ちますがそれ以上でもそれ以下でもありません。
企業のことを知るにはその企業のウェブサイトを見たり、就職四季報を見たり、OB訪問をしたりと他にもたくさんの方法があります。
そのあとには本番の選考で自分を売り込むというステップが控えていますが、
自分を売り込むために必要な情報を揃えることさえできれば、別にインターンには参加する必要はないのです。
(社内に入ることができ、OB訪問以外で社員の話を聞ける、どんな仕事をするかを知ることができると、インターンでしかわからないことはあります。)
インターンに参加した事実をどう利用するか
繰り返しますが最終目標は内定を取ることです。
必要な情報を揃えることができればインターンには参加しなくてよくなりますが、
会社の外側からではいくら調べてもわからないことはやはりあります。
やはりインターンでしか知ることができないことはありますが、
参加した事実をどう利用するかでいくつ参加するかを決めることができます。
どうしても内定が欲しい第一志望の企業があるとします。
他にも受けてる企業はたくさんあるけども、どこに受かったとしても絶対にここに行きたいと思うほどの企業があれば、
極端に言えば他の企業の選考なんてどうでもよく、その企業のインターンだけ受けておけばOKです。どうせ他のところへは行かないのですから。
色々な業界を知りたいのなら、時間には限りがありますから同じ業種でいくつも参加するわけには行きません。
一つの業界につき一つ、なるべく業界のトップのところに参加するとOKとなります。
志望度の高い業界から優先して参加しく方がいいですが、
できるだけ参加できる数を増やすために大変ですが期間の短いインターンに絞るという方法もあります。
単純に数多く参加するだけでも役に立ちますが、複数の業界に渡ってインターンに参加できれば、業界ごとの比較ができるし、比べてみて感じたことがまた話のタネになります。
業界は絞り込めているので同業種で複数受けるという方法もちろんあるでしょう。
もしそうする場合は、期間の短いインターンだと時間がないのでどこで聞いても似たような話になってしまいますが、
期間の長いインターンなら時間をかけられる分、その企業だけの話がより詳しく知ることができるカモしれません。
インターン以外にやりたいことがあるから参加しない。
これもアリです。選考に使う話のタネは何もインターンだけではありません。
単に遊びたいだけなら考え物かもしれませんが、
インターン以外に時間を使いたいことがあるならそっちに集中しましょう。
その話をガクチカにしてしまえばいいだけです。
学業に差し障りがない程度にしておこう
大学3年生の夏休み前後が一番インターンシップが多い時期です。
しかしこのころはゼミに入っていますし、サークルでも運営側にいることが多いのでそれほど暇はありません。
学校の方でも単位の足切りが3年目である学部も存在します。
大学を首尾よく卒業するには就職活動をうまく乗り越えなければなりませんが、
同じくらい単位をしっかり取得して成績を維持することも重要です。
遠くばかり見ていると足元が見えなくなることもありますので、成績に支障が出ない程度にして、ほどほどにしておきましょう。