仕事と就活のメモ帳

就活とか仕事の話とか

起業するなら1社目でのゴールを決めておこう

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いずれは起業するとか、そのうち転職するつもりだとか。

そう考えて1社目に就職する人がいます。

首尾よく良い会社に入れたという安心感はありますが、

どのような起業に就職できたとしても、

60歳を過ぎる頃まで安泰な生活が送れるという保証はありません。

もともと望んでいる人はもちろん転職や起業を望まない人も、

途中で会社が潰れたとしても生きていけるように、

転職するなら労働者としての価値を高めておき、

起業するなら商売ができなければなりません。

この記事では起業をするつもりで就職したとして、

1社目ではどう考えて行動しておくべきなのかを考えます。

 

まずはゴールを決める

もし、1社目に就職した会社で最後まで働くつもりがない場合は、

どの段階で次の場所へ移るか、ゴールを決めておく必要があります。

環境が変化することはやはり怖いので、

そろそろ次へ行こうかなぁと考えていても、

慣れた環境に身をおく方が圧倒的に楽でずるずると居続けてしまうからです。

なので、1社目に就職したときのなるべく早いうちに、

この会社では何をできたら、もしくはどうなったら次へ移るか。

最初のうちにゴールを立てておく方が、

実際に会社を辞めるときに踏ん切りがつきやすいです。

しかし、入社直後はまだ何も業務内容がわかりません。

難しい仕事から簡単な仕事まで仕事にも幅がありますし、

もしかしたら完遂までに1年以上時間がかかる仕事もあるかもしれません。

少しずつ目標は変えながら、それでもゴールを決めておくべきです。

 

何年働くか?

わかりやすいのは何年働くかという時間で決める方法です。

「とりあえず3年働け。」という言葉があります。

どうして3年なのかが気になりますが、たぶん区切りがいいからとか、

3年あれば一通りの業務を知ることができるとかそういう理由からだとは思いますが、

とりあえず3年という言葉には、

絶対3年間でなければならないというほどの理由はないと思います。

なので、別に1年2年で辞めてしまってもいいし、

3年以上時間をかけても問題ありません。

「よく言われているから3年間とりあえず働く」

というのではおそらく次へ移るときに「もうすこし今のままでいいかな?」と

どうしても決めきれない気持ちになることがあるかもしれません。

起業の動機として弱い可能性があります。

 

どこまで働くか?

何を達成できたら次へ行くか。という点で決めることもできます。

あるトップセールスの話では、

1年目で、5番以上の成績を取れなければ転職すると決めていたそうです。

成績が良すぎて動悸と比べて数年も早く昇進していくほどの出世頭ですが、

その方が入社した頃は今よりも転職や起業に対して厳しい見方が多かったので、

仕事ができなければ退職という背水の陣で挑んでいたそうです。

こんな目標の決め方もありますが、

逆に今の仕事で1番を取れればとか、全ての商品の販売経験を得たらとか、

そいういった目標の決め方もあります。

成績がわかりやすい数字で出ない会社でも一通りの業務を経験した上で、

一つのプロジェクトに完遂までの時間と必要な工程がイメージできるようになるとか、

そういう決め方もあるでしょう。

 

起業するまでにどういう能力をつけるか

起業だ起業だと口にするのは簡単ですが、

ぶっちゃけ何したらいいかがわからないと動けません。

勢いで会社を辞めてしまうとそのあとの行動がつづかずに

望まない転職や、家に出戻りになってしまいます。

会社の建て方なんて知らないし、

また、会社を作っても維持するだけで年間30万近くお金が飛んでいくので、

会社員としての収入の1月分程度が簡単に飛んでいきます。

いきなり社長になりたい!と思っても、

会社を立てればそりゃあ実際に社長になることはできますが、

お金を稼ぐことができなければすぐ潰れてしまいます。

「ちょっと費用的に会社建てるのが無理だなぁ」ということで、

個人事業でいくとしても、最低限どんな商売をするか。

ということは決めておく必要があります。

 

飲食店を開く予定なら、カフェにするのか居酒屋にするのか、

ウリは何にするのか、立地はどうするのか、

一人で働くのか、友達とやるか人を雇うか、

起業することに協力してくれる人は一人としておらず、

自分で全て決めなければなりません。

そしてその商売をするには今の会社でどんな能力をつけて、

どんな経験をしておくかを、逆算して考えておくと、

1社目でのゴールが決めやすくなります。

 

会社は親のようなもの

自分が所属する会社のことをボロクソに言う人がいます。

あれがダメこれがダメ、給料が低い、あいつがウザい、

どんなにグチを言ったところで何も変わらないのですが、

まるで親に叱られて文句を言う子供みたいだと思ったことがあります。

しかし、そうなると会社は親のようなものなのかもしれません。

確かに、全ての社員が完璧に満足のいく職場を作ることは難しいですが、

会社で働いている以上は給料が必ずもらえますし、

所得の申告と税金の支払いなど、面倒なことは全て会社がやってくれます。

ごちゃごちゃと社内でのルールを決めてがんじがらめにされているように見えても、

それには必ず理由があります。学校の校則と似たようなものです。

不満があっても、ひとまずそこで働いていれば生活ができるので、

ある面では会社は社員を守っているという見方もできます。

営業していると社長さんからよく伺う話ですが、

サラリーマンをしていた頃は不満はあったが楽だったと、

どの社長も口を揃えて話してもらえます。

今でこそある程度安定しているけど土日に休むことはできず、

1年中仕事のこと考え続けなければならず、

売上がいつ立たなくなるかもしれないという不安が絶えないそうです。

話に聞いただけでは表面的なことしかわからないので、

経験してみなければわからない苦しさがあると思います。

しかし、それでもサラリーマンから社長になりたいとか、

自分で稼げるようになりたいという気持ちは簡単になくならないものです。

サラリーマンの方が楽だという話はありますが、

独立したいと考えているならやるべきだと私は思います。

自分が子供で会社が親だとすると、

独立するというのは親からの自立と捉えられますね。