仕事と就活のメモ帳

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若手の社会人は副業した方がいいのか?副業について思うこと

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 ここのところ、副業がブームになっています。

副業の解禁を発表したり、自分の事業がないと採用しないという会社もあります。

この先10年と時間が過ぎると、

自分だけの仕事を持つのが当たり前という日々がくるかもしれません。

しかし、副業ブームとよく言われていますが、

新社会人を含め、20代前半の若手も副業するべきなのでしょうか?

入社して時間がまだ立っていないので本業での伸び代もまだまだあります。

また、別々のことを同時に並行してやることは難しいです。

 

この記事では特に20代前半の若手社会人が副業を行うべきかについて考えます。

 

なぜ副業がブームなのか?

確定拠出年金、つみたてNISA、副業、

お金に関係することでよく取り上げられるものですが、

これらは全て個人の資産形成に役立つものです。

(仮想通貨の盛り上がりもありましたが、税制面から国が国民に利用するように推し進めている段階では今の所はありません。)

 

これらの法整備が進んでいるのは、

日本という国が国民の面倒を死ぬまで見ることができなくなっている。

ということが背景にあると考えています。

長生きすることができるようになったのがそう考える理由です。

平均寿命は80歳近くまで伸びており、

高齢者がふえて若者は少なくなってきています。

これまでの定年だった60歳を超えてから、

さらに20年も生きていかなければなりません。

これまでの約20年前後の人生と同じ時間をもう一度過ごすことになります。

しかも還暦を迎えてから。

健康で動ける期間も延びているので、まだ働く元気があるなと気づいた国が、

できるだけ国民に長い間働いてもらい、

自分でお金の管理ができるように選択肢を増やして、

国から出すお金の額を減らそうとしています。

これは別に国が悪いという話でもなく、

そうしなければ日本という国が潰れるので仕方のないことだと思います。

安全でおいしいものが食べられて快適に生活出来る日本に生まれることができたのは、

とても運が良かったですが、その代わりに生まれた問題なのかもしれません。

 

なぜ副業を始めようと思うのか?

副業ブームを大げさに話してみると上に書いたような話になりますが、

単純な話、副業を始める理由は

お金がほしいからというのがほとんどでしょう。

お金が増えれば生活に余裕ができる。

美味しいものを食べられるし、遠いところにも行ける。

欲しいものが手に入っていっぱい遊べる。

お金だけでは幸せにはなれないけど、お金は幸せには必要なものです。

それにやっぱり老後の生活資金も重要ですからね。

ですが、

もしお金が欲しいだけなら年収の高い所に行けば良いと思いませんか?

銀行の転職希望者が増えたという話がありますが、

文句を言いつつも残る人の方が多いと私は思います。

年収と待遇がいいからです。

私が知らないだけで年収の高い会社はたくさんあるでしょうが、

お金だけを目的にしているのなら、年収だけを基準にして選べばいい。

仕事を頑張っただけお金がもらえるんだから、

副業とか言って本当に稼げるかどうかもわからないことをやって、

結局できないから諦めることになるのなら、本業に集中した方がいいです。

だけどそういうわけにはいかない。

いくら給料が良くても、仕事がきつかったり夜遅くまで働いて

家に帰ったら寝るしかないという生活は嫌だからです。

昭和の時代に育った人々はがむしゃらに働くことが良いと考えますが、

今は自分の時間や生活の満足度が大切にされます。

私たちの世代は会社選びの基準は年収だけじゃなく、

仕事以外の時間をどれだけ気持ちよく過ごせるか。

という部分が重要な基準になっています。

もし本当に収入の高さだけを基準として働くのなら、

採用されるかどうかは別の問題として、

外資は最高に適しています。完全歩合で成績が良ければ収入も突き抜けます。

 

ですが、望めば必ず採用されるというような状況でも、

本当にその会社に就職するという人はそれほどいないように思います。

仮定の話に対して理由を考えても仕方ないのですが、

その理由はやはり怖いからだと考えます。

成績次第で完全に収入が決まる仕事に就いて、

うまくいかなかったら食べていけないという状況、休むことはできません。

給料が減ることは怖いし、クビにされたら路頭に迷うかもしれません。

そんな所で働いていたら、帰ってからも仕事のことで頭がいっぱいで、

仕事以外の時間の楽しさがなくなりそうです。

その点、日本の会社はそう簡単にはクビを切られず、

給料もある程度決まっていて落ちることはそうありません。

大企業に抱く信頼というか、安心感もそこから来ていそうです。

そういった理由でリスクは取りたくない。でも収入は増やしたい。

そんな気持ちがくすぶっているときに、

小遣い程度の収入でいいからやってみようと副業が一気に盛り上がってきました。

メディアで肯定的に取り上げられれば、それまで否定的に見ていた人も、

やってみたほうがいいのかな?とそういう気持ちになります。

 

もともとお金がたくさん欲しいと誰しも思うことです。

副業はこれまで禁止が一般的で憚られるものでしたが、

国が副業しようと言っているのだから安心して始められます。

これまではお金持になるにはリスクを取らないとという考えが多かったですが、

本業で働いてリスクを抑えながら収入を増やせるという

とても現実的な手段を取れるようになりました。

だから副業を始めたくなるのだと思います。

 

副業するなら若いうちの方が良い?

裕福な暮らしをしたいというのは恐らく何歳になっても思うことですが、

結婚して子供が生まれて仕事の責任も増えてという年齢になってくると、

本業だけでいっぱいいっぱいになります。

仕事が終わっても大事な家族がいるので、自分のことだけを考える余裕はありません。

しかし、若いうちは自分一人のためだけに動けるし時間も自由に使えます。

遊びにいくことも出きますが副業に取り組むことができます。

もし副業を始めるのなら、

時間が自由に使える若いうちから始めておくのが良さそうです。

1度目でうまくいかなかったとしてもやり方を変えてもう一度チャレンジできます。

しかし、同時に就職直後からいきなり副業に取り組むと

本業がおろそかになってしまうのではないかという問題があります。 

副業自体は問題ないですが、

それで本業に身が入らず、仕事がしっかり覚えられないとかミスが多いとなると、

社内での居心地が悪くなるかもしれません。

営業の仕事だとどこもそうではないかと思うのですが、

目標を達成できないとギスギスとした雰囲気になることがあります。 

そうならないためにも、就職後から本業を差し置いて副業だといって

違うことをやり始めるのは危険なように思います。

 

本業が行き詰まったら始める?

就職直後に副業すると本業に身が入らないからダメだというのなら、

本業の収入がこれ以上はもうあがらないなぁと思った時点で

副業を始めるのはどうでしょうか?

お金の面だけ見れば、収入UPが無いならそれ以上本業を頑張る意味はないので、

最低限の力で最低限の結果だけ出して、

自分の時間と体力を温存した方がいいという話になります。

そして余った時間と体力で副業に力を入れれば良い。

しかし、本業での天井がいつになるかはわかりません。

30代や40代を越えてもまだ待たなければならないかもしれません。

それにその頃から始めてもチャレンジできる時間はそれほど長くはなさそうです。

自分に使える時間がなくなっているからです。

 

 

本業に関連する分野で副業をやるのは?

本業に支障が出ては元も子もないということでしたが、

それなら本業に近いところで副業をするのはどうでしょうか?

若手のうちは本業の知識を補う勉強にもなるし、一石二鳥です。

 

本業も自分の全く興味のない会社に就職することはそうそうないでしょうから、

副業として始めるのにも興味がわかないとかつまらないとか言って

諦めてしまうことはなさそうです。

仕事になれて知識と経験が蓄積してきたら、

その副業がうまく行く可能性も高まりそうです。

これがベストアンサーに感じます。

結論

若手の社会人が副業を始めるべきなのか?という疑問に対して、

答えは「好きにすればいい」だと思います。

やりたければやればいいし、必要ないならやらなければいいだけなので、

ただ、もし副業をやるのなら本業に近い分野で始めることが良いと思います。

入社して数年の段階なら、これからの本業での収入の伸びが期待できます。

本業に打ち込む意味は十分あります。

 

しかし、若いうちなら自由に使える時間は多いんで、

もちろん副業に取り組みやすいです。

なので、本業にも役立てられるように、本業と近いことを始めるのが良いと考えます。

なんだかまとまりのない話になりましたが、

副業ブームについてあれこれと考えた話でした。