これじゃ証券会社にいるのは悪いヤツって印象にしかならないだろ!笑 

スポンサーリンク

久しぶりに映画見ました。

営業をしていると、証券会社が嫌いな人に時々出会います。

嫌いでなくても近寄りにくい雰囲気があると言われたり、

就活では詰める文化(実際には会社や支店や人によってかなり変わると思います)や

面接でのトンデモエピソードが語られ、ヤバイ業界というイメージがあります。

どうしてそんな印象があるのか、この二つの映画をみて思ったことを書きます。

  

ウルフ・オブ・ウォールストリート

 金と性欲と薬物に溺れ、享楽的な半生を送った人の話でした。

 

「有名な大企業の株をまずは売って、安心させてからクズ株を売りつけるんだ」というような発言を手始めに、

50%の手数料率で自らの利益のみを追求し(日本の大手証券は1%台)、

仕事中やプライベートは関係なく薬物を常用し、会社内に大量の売春婦を呼び込んでセックスしたり、メチャクチャなことをしまくっています。

映画前半ではまだ自制心や倫理観があったのに、証券会社の入社直後の世話を焼いてくれた上司のが薬物の常習犯で、会社を起こすきっかけにもなった仲間のドニーも薬物の常習犯というとんでもない環境に居合わせてしまったのが、運が良かったのか悪かったのか。

 

専門用語が出てきたのは劇中に2回くらいしかなく、この映画を見るに当たって何の予備知識もいりません。

とにかく細かい話は抜きにして、頭のネジが何本か飛んでしまったような人の

ぐわんぐわんと揺れ動くジェットコースターのような人生を追体験できます。

 

ラスト近辺で、主人公を逮捕に追いやったFBI捜査官の帰宅シーンが映ります。

逮捕記事が書かれた新聞を横におき、周囲に目を回してみると

地下鉄の車内は心なしか薄暗く、仕事に疲れたのか冴えない表情をした人たちばかり。

手柄を立てたはずの捜査官は、それで特に何かが得られたというわけでもなく決して明るい表情ではありません。自分の人生の成功談として酒の肴になったくらいでしょうか。

 

対して主人公は、金持ちであることが奏功して刑務所の中でもある程度の融通の聞いた生活を送り、出所後にはセミナーの講師として活動しているシーンが流れます。しくじり先生のような立場で逮捕されたことすらお金のタネになっています。この映画も自伝が元になっているようです。

 

結局は「お金を持っている人の方が得をするような世の中になっている。」

ということが、社会的な役割を果たしたはずの捜査官と、犯罪者で社会から一度つまはじきにされたはずの主人公が対比されていたラストのシーンから感じずにはいられなくなりました。

 

「金!セックス!!ドラッグ!!!」で駆け抜けていくテンポの良さがあり、明るい雰囲気で見やすいですが、きっと作中に描かれていないエグい話がかなりあるだろうなと思います。

きっと恨みを買っていたり他人の人生を破滅させたりということは茶飯事だったのではないでしょうか。

おもしろいのですが、家族と一緒には見れないシーンが多すぎることや、表面に出てきていない話がたくさんありそうな影のある話であまり好きになれませんでした(^_^;)

 

ウォール街

 これはインサイダー取り引きで捕まった事件を題材にした話です。

証券会社でバドが働いています。

有名な投資家であるゲッコーとの取り引きを夢見て、

69日間連続で電話をしたり(さすがに迷惑だ笑)、雑誌から誕生日を知り、プレゼントを持って会社に飛び込んだり、泥臭くてガッツのある営業マンです。見習いたい。

 

プレゼント作戦がうまくいったため、なんとかゲッコーと会うことができたのですが、

全く取り合ってもらえそうにない様子。

「知らない情報を話せ」

この言葉から、つい父親が働く会社の内部情報を話してしまいます。しかし結果として取引をすることには成功しました。

ところがこのことをきっかけにインサイダー情報を掴めという指示をされ、ゲッコーとの取り引きを維持するために奔走するようになります。

社内ではトップの成績、理想の家に引っ越し、美人な彼女もゲット!

どこか今の自分に疑問を持ちながらも成功者への階段を登りつづけました。

自分の父親の勤める会社の立て直しをしようと考え、ゲッコーに協力を求めましたが、裏でその売却を目論んでいたゲッコーと対峙し、一矢報いましたが最終的には逮捕されて終わります。

 

ウルフ・オブ・ウォールストリートと比べ、お金についての倫理観を、ゲッコーと主人公の父親の対比されたセリフから問うような内容でした。

主人公の父親は硬派な人間で、欲望渦巻くマネーゲームに手を出すことがありません。

「所有するのではなく、創りだせ」というセリフからも、実直で真面目に汗水垂らして働いたことに価値がある。という考え方を持っています。

 

これに対して、ゲッコーは「金こそが全て」という信条。

欲望こそが人や社会を突き動かすエネルギーであり、それに正直に従ってきたことでのし上がった自分が今の社会を動かしている。

そんな自負があるゲッコーが言うことは、世間的には罪を犯していたりと悪役ではありますが、ブレることのない軸があってカッコよさがあります。

 

どちらが良いのかというよりも、両方の良いところを取って、人の役に立ちつつお金持ちになれるのが一番だと思います。

 

まとめ

金融映画というのは、何かの事件をテーマにあげることが多いためか、

どうしても登場人物が最終的には捕まる展開になってしまっています笑

証券会社に悪いイメージや近寄りがたい印象がつきまとうのは、

お金に絡む事件が多いからでしょうね。