たわごと

若手証券マンの話

個人向け国債は安全なのか?リスクはないのか?

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銀行に預金しているだけでは危険じゃない?

という話を以前の記事で書いたのだけれども、

かといって、いきなり株式投資を始めるというのも

なんとなく怖い。

そこで株よりはリスクを抑えて、銀行よりは金利を高く。

というところで個人向け国債に視点が当てられているようです。

 

しかし、実際のところ

個人向け国債は安全なのか、

株や投資信託などとはどう違うのか、

そもそも国債ってなんなのか、

そのあたりを勉強のため、自分なりに書いてまとめておきます。

投資をしようというような話ではありません。

 

個人向け国債とは?

国債とは、言わずもがな国が発行しているもので、

いわば日本の借金手形。

 

国の借金1053兆円=1人当たり830万円―6月末 (時事通信) - Yahoo!ニュース

 

新聞で報道される時は、

「国の借金が約1000兆円あり、一人当り〜〜円の借金がある。」

というような表現がされるけども、

こんな言い方だと国民が借金をしているように聞こえるけども、

実際、金額を払わなければならないのは政府なので

おかしいと感じなくもない。

まあ、返済に充てるお金は税収という形で国民から集めることになるので

一緒なのかもしれないけども。

 

ともかく、毎年国債が発行され、それが民間に販売されています。

個人向け国債は、文字通り個人が買うことのできる国債のことで

1万円から買うことができ、2万円、3万円と、

さらに1万円ずつ買い増していくこともできる。

 

株式投資だと、トヨタを買うのに必要な最低の金額は

2016年8月12日の時点では約60万円なので、

(ミニ株や単元未満株など少額から始めることもできますが)

比較的買いやすい。

 

3年、5年、10年と期間は決まっているものの、

1年が経てば解約してお金を取り戻すこともできます。

日本が危ない!となればさっさと解約するのが吉なのかもしれない。

 

最近は、日銀がマイナス金利を導入したこともあって

色々と話題になっています。

10年物の国債では利回りが−0.11(2016/8/12)となっていますが、

個人向けの国債はどんなに低くても0.05%の金利が保証されています。

 

銀行では、基本的に金利が0.01%なので、

銀行預金に比べると、まだ国債の方がマシ。

となります。

 

国債で損することはないのか?

証券などにお金を使うことに抵抗があるのは、

出した分のお金が返ってこない、元本割れの可能性があるからだと思います。

銀行に預金していれば、1000万円までは、

銀行が潰れたとしても国が補償してくれます。

 

国債はどうかというと、国が発行しているものはありますが、

いかに安全とはいえども、日本が潰れてしまえば

当然、国債を解約したり、

満期まで待って償還金をもらおうとしても

お金をもらえないかもしれないという、

元本割れの可能性は当然あります。

まあ、そんな状況になったら、株をやっていようが

預金をしていようが関係無く、大変なことになりそうですが。

 

元本割れするときはどんな時か?

国債を買った時の元本が割れてしまう時は、

日本が潰れてしまう時のことで

つまり、財政破綻に陥った時でしょう。

これもよくニュースで聞く話ですが、

日本の稼ぐ力を示すGDPは一年間で約500兆円あります。

これに対し、国債の発行額(日本の借金の金額)は約1053兆円なので

GDPに対して約250%、

1年間で稼ぐ金額の2.5倍くらいの借金があることになります。

 

少し前にギリシャが財政破綻したことで話題になりましたが、

ギリシャの借金の金額はGDPに対して約180%。

ギリシャよりも大変な状況になっています。

とはいえ、日本には個人の金融資産が約1700兆円近くもあるということで、

支払いをする力はあるということで、日本がまだ潰れないということで落ち着いているようです。

 

結論

国債を買うことにはもちろんリスクがありますが、

国債を買ってて損をするような状況になると、

銀行に預金をしていても大変なことには変わりはありません。

だから国債はオススメです。

なんてことを言うつもりは全くありませんが、

株式投資ほどに、リスクを恐れる必要はないように思えます。