たわごと

若手証券マンの話

証券マンはあることを強いられる。

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証券会社の人間は、あることを強いられる。

 

目標

テレコール1日200件

訪問1日100件

名刺1日10枚

口座開設5件

 

 

テレコール

利益を保証しろなんて無茶を言う人

社長の声がするけどいないという受付女性

証券と聞いた瞬間にガチャ切りする人

なぜか突然怒り出す人

もはや着信拒否

でも、次に電話するところは話を聞いてくれるかもしれない。

アポを取ることができるかもしれない。

実は株に興味があるかもしれない。

 

訪問

自己紹介の途中でインターホンを切る人

渡した名刺をビリビリに破く人

居留守(窓が開いてるし話し声も聞こえる)

でも次に訪問するところは話を聞いてくれるかもしれない。

もしかしたら他社で取引しているかもしれない。

たまたま何かの金融商品で満期が来たお金を運用したいというニーズがあるかもしれない。

 

 

1日何件飛び込みをしろとか、

何件のテレコールをしろとか、

何件の見込みを作れとか、

口座開設を何件しろとか、

そういう指示はたくさんあるけど、

証券会社で強いられるのはそんなことじゃない。

 

 

退社後

同期と一緒にご飯を食べに行く。

店員さんを呼んでもなかなか来てくれない。

遅れた分来てくれたら気持ち良い接客してくれるかもしれない。

注文した食事が出てくるのが遅い。

でもそれは丁寧に時間をかけて作ってくれているんだろうな。

揚げ物が妙に遅い。

でも揚げたてを食べられる。それに待たされた分美味しく感じる。

 

帰宅後

風呂、洗濯、掃除、

帰ってからもやることが多い。

でもこれが終わればゆっくり休める。

 

今日はめぼしい成果がなかった。

でも明日は何か良い成果があるかもしれない。

 

 

 

誰も口にしないけど、証券会社ではあることを強いられる。

それはプラス思考でいること。

 

もちろん言い渡されたノルマとかはある。

達成するために死に物狂いになってやるし。

できなくて先輩に怒られることもしょっちゅうある。

その先輩も上司から渡されたノルマに追われているし。

上司は、自分の部下全員のノルマの進捗状況を逐一確認しなければならず、

自分の分もこなさなければならない。

支店長は支店のすべての営業員の営業記録を確認し、

最後に地域の統括に報告をする。

できなきゃ役員から詰められる。

 

なんだか不毛だなと、薄々感じながらも、気づかぬふりをして

みんながみんな何かに追われながら必死でやってて、

いいことがあればみんなで讃えたりして、

また明日といって帰っていくんだよね。

 

怒られることは大したことじゃないけど、

何日も成果が出ないのは本当につらい。

でも、ポンと簡単にお客さんができることもあるし。

それがいつ来るかわからないから、次は次はと考えるようになる。

 

誰も口にしないけど、証券会社で一番強いられるのはノルマの達成とかではなく、

成功するまで気持ちが折れないように、

常にプラス思考でいることなんだなと、今日感じた。

 

全体的にみれば成績の悪い人から会社を辞めていくし、

同じ辛さをより長く味わっている分、長く証券会社に勤めている人は、

多分鬼のようなプラス思考でいるんじゃないだろか。もはや菩薩

前向きな気持ちでいるのではなく、前向きな気持ちでいなければならなくなってるんだと思う。

 

 

夏はやっぱり日差しが強くて暑くてだるい。

でも雨が降らないから外回りがしやすくて良い。

明日も晴れでしんどいだろうけど、明日は大事な面談がある。

初めて大口のお客さんができるかもしれない。

明日の準備をして今日は早く寝よ。