人に見られているという意識と周りに与える印象
こんばんは。
泊りがけの研修が先日までありました。
約一週間の研修で、いろいろなことがありました。
そこで感じたことを書いておこうと思います。
人に見られていると感じた
泊りがけの研修では、人と一緒に過ごす時間が普段よりも圧倒的に増えます。
楽しむときは楽しむ、それで良いのですが、
それが周りに迷惑をかけるようなものではよくありません。
細かいところをよく人は見られています。
周りに与える印象を客観的に考える
自分が考えている自分の人間像というものが、
人から見たときに感じるものと一致するとは限りません。
「自分はこんなやつだ。」もしくは「自分はこうありたい。」という思いが人それぞれにあります。
またそれに従って「自分は人からこう見られたい。」という思いもあると思います。
それはあくまで自分の中で抱いている自分の印象であり願望ですが、
どう思っていようが人から見たときの印象は自分に分かることはありません。
分かることはありませんが、自分が人に与える印象がどうなっているのかは考える必要があります。
ふとしたときに、一歩引いたような視点で自分を見ると、猫背になっていたり、
貧乏ゆすりをしていたりする。
姿勢だけでなく服装によっても自分の人となりを示すというのはよく言われていることです。学生時代だと服装は自由でしたが、今はスーツです。
ワイシャツの襟が立ってるかとか、シワが付いていないかとか、
靴をきちんと磨いているかとか、いろいろ注意するところがあります。
研修で知ったことですが、
人の第一印象は初めて会った時の7秒で決まってしまうそうです。
一度受けた印象を覆すために必要な時間は2時間必要です。
また、人間の印象は55%が見た目から判断されます。
38%は聴覚情報で決まります。話し方、声の大きさ、トーン、話し方、ニュアンス
そして7%は話した内容からです。
小さい頃は、下品なことを言うなとか、そういう細くて一見どうでもいいようなことを両親に言われて育ちます。
最近になって感じるのは、そういうことをしている人がいると、
注意したり教えてあげたりする人はおらず、影であいつはそういうやつだと、言われてしまいます。
もちろんネタとしてやっていることがわかっている場合は大丈夫ですが、
だからと言って必要な時もだらしなくしていると、
本当に悪い印象が定着してしまうのです。
同じクラスの人、同僚、お互い知っている人間の話ほど面白いネタはありません。
自分の力が及ばない、どうすることもできない場所で自分の評価がきまっていきます。
これほど怖いことはありません。
さすがに自意識過剰すぎて気持ち悪いですが、
それでも、自分を客観的に見て振る舞いが変なことになっていないかを確認し続けることが重要です。
逆に、自分も人を見なければならない
もう一つ重要なのが、自分のことを見ると同時に人のことも見なければならないことです。
大学時代から薄々感じていたことですが、
ちゃらんぽらんで、適当にしか見えないような人も、実はしっかり人を見ています。
僕は昔からワイワイ楽しく過ごすようなタイプの人間ではないので、
そういうのは苦手なのですが、証券業界ということもあるからか、
人とのコミュニケーションを常にとってきたであろう彼らは人を見る目に長けています。
自分が抱く印象と人が抱く印象の違いを、話を聞くことで認識しなきゃいけないし、
自分が人にどう思われているかだけでなく、誰が誰にどう思われているのか、
そしてそれがどの程度の範囲に共有されているのか、
30人も人が集まれば大抵幾つかのグループに人が分かれますが、
グループの棲み分けがどうなっているかを確認しておいた方が良いのは当然だし、
その変化にも敏感になっていないといけない。
特に男女関係でいざこざが起こりやすいですが、詳しく聞いたり巻き込まれたりはさすがにできませんが、だとしても集団の中での自分の立ち位置をしっかり確認しておくことはとても重要だと感じました。
泊りがけの研修は1週間ありました。
毎日研修所で飲み物を買ってきて飲んだりして、翌朝研修中に吐く奴まで出てきて
案の定、怒られたりと大変なことになっていました。
とても楽しく、濃密な時間を過ごすことはできましたが、
単純に業界の知識やビジネスマナーや研修の講義よりも、
もっと全然違うところで得るものがあったように感じます。