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言葉の解釈の違いによるコミュニケーションの失敗を防ぐために

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 会話をしていて、時々相手が何を言っているのかわからなくなることがあります。

逆に、自分が話したときに相手にキョトンとした表情をされることもあります。

また、誰かに頼んでおいたことがあるとして、持ってきてもらったものをみると、自分が意図していたものとは少し違ったものが出てきたりすることがあります。

部活動で先生に教えてもらっている時、どう体を動かせばいいのか?

先生の言葉だけではわからないことがあります。

 

どうしてこのような状況が起こるのか?

ずっと考えていたのですが、その原因は言葉の解釈の違いにあるのではないかと、

最近思うようになりました。

今回は、どうして会話にすれ違いが起こるのか、

意図したものと違うものができたりするのか、考えてみます。

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言葉の意味が自分と相手とでは違うことがある

人が言葉から受けるイメージは人によって違うものです。

それは育ってきた環境やその中で自分がどう考えたか?

また周りの人がどうやってその言葉を使ってきたかなど、要因は様々にあると思います。

白い紙に木を書いてくださいと言われた時、人によって書く木は変わります。

紙の真ん中に大きく書く人や、横向けにしてしっかり地面と根を張った木を書くかもしれません。枝や葉にこだわって書く人もいます。

木を書くだけでも人によって変わりのですから、これは言葉の意味にも当てはまると思います。

もちろん、言葉には辞書的な決まった意味が決められていますが、それでもなんとなく話したことが自分と違う意味で捉えているなという場面に出くわしたことはないでしょうか?

同じ言葉でも別の人とは少し違った解釈をするということが起こり得るし、

単純に言葉の意味がわからないというのも会話がずれてくる原因になります。

専門用語がてんこ盛りの会話だと、その方面に詳しい人なら話せますが、そうでない人が大半なのでよくわからないままに流してしまいます。

特に学術的な用語は、定義がしっかり決まっているのになんとなくイメージできてしまいそうな言葉も多いです。

 

例えば「発電量」という言葉があります。

この言葉は新聞でよく使われます。電力自由化や、夏の電力需給の記事で見かけたこともあると思います。

ところがこの「発電量」という言葉は、学生時代の研究室の教員に言わせるとおかしいそうです。

電気はアンペア(A)、ボルト(V)、ワット(W)、ワットアワー(Wh)

というように単位がありますが、

この「発電量」という言葉は、いまいち何を指しているのかが曖昧だと言います。

ワットというのは瞬間的に発電できる大きさのことで、

ワットアワーはそのワットの大きさで、どれくらいの時間発電したかに当たります

陸上選手に例えると走る速さがワット、走った距離がワットアワー。

「発電量」という言葉は、どちらの意味を指しているのかがわからないのです。

なるべく新聞や書籍は難しい言葉は使わないようにするという方針があるために、これが曖昧なまま使われていると言われる所以になっているようです。

 

このような曖昧な言葉をよくわからないままに使うと、自分も相手もわかっているようでわかっていない、お互いの言葉の解釈にズレが起こってくるので、だんだんとおかしなことになるのではないかと思います。

 

 

説明を尽くす

そうならないために、大切なのはわからないことをわからないまま残しておかないことだと思います。

自分が相手に何かを話したり、説明するときは、自分がわかっていても相手にとってわからないということはよくあります。

研修での調査系の課題の発表では特にそうです。

自分は調べているので多少わかってはいても、説明を受ける相手側にとっては初めて聞く言葉なのでよくわかりません。

専門用語だとなおさらです。

なので、難しい言葉はなるべく、わかりやすい言葉で説明する必要があります。

その説明に手間と時間がかかるということで、新聞などでは簡単な言葉に置き換えるという方法もとっています。

このように自分なりの言葉に置き換えるというのもアリだと思います。

とにかく、相手がわかりやすいように言葉を尽くして説明をする。というのが大切だと感じます。

 

意図や言葉の意味がわからなければ聞く

しかし、いくら説明を尽くしたと言ってもわからないことはわかりません。

となると、もう聞き手側が「これがわからない」といって質問するしかないと思うのです。

わからないことはそのまま流してしまいがちですが、それをすると後で面倒なことになるだけなので、嫌だとしても聞いた方が良いと思います。

まあ、就活でも授業でも話し合いでも「何か質問ある方?」と聞かれて旺盛に質問が出ることはそうそうありません。^^;

頓珍漢なことを聞いてしまったかもしれないと考えてしまったりで不安になります。

こうは書いているものの僕もできないですからね。

が、ともかく質問をすることは大切なことには間違いありません。

わからないことがあれば、積極的に聞いていこうと思います。

 

 最後に

今回、この記事を書こうと思ったのはこの本を読んだからです。

 

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物事がややこしくてよくわからない状況に陥っている時のことを「混乱」と呼び、

その「混乱」状態を治して理解した状態にすることを「センスメイキング」と呼ぶそうです。

この本の中には、「言語的不安定度を減らす」という項目から、「そういえば時々話がうまく伝わらなかったりするのもこれが関係しているかもしれない」と思ったことが記事を書こうと思った理由です。

そもそもこの本はコミュニケーションに限ったものではなく、ある課題に対して、その構造を考え、必要な情報をまとめて、実際の行動に落とし込む「情報設計」という考え方が主眼に置かれています。

訳本特有の文体ですが、1ページごとにまとめられていて読みやすい本でした。

この本を繰り返し読んで仕事できる人になりたい笑

 

 

 

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