仕事と就活のメモ帳

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面白くない本は読まなくても良い

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せっかく買ったKindleです。腐らせておくわけにもいかないので

気になった電子書籍を次々と購入しては少しづつ読んでいます。

買うペースに対して読むペースが追いつかないので、

書籍のデータばかりが増えて行く。読書速度が上がれば良いんだけど

適当に読んだってどうしようもないのでゆっくり自分のペースで読んでおります。

それでも無理して読まなくても良いじゃんと思う本があるのです。

年が明ける前、2015年の最後に読んだ本の感想を交えながらそのことを書きます。

 

 

 はじめに読んだ本を紹介しておきます。

君主論 (岩波文庫)

君主論 (岩波文庫)

 

 君主論です。

電子書籍版が300円と安かったので、せっかくだと思い買いました。

嘘です。興味があったからです。君主論

タイトルからして、読んどけば教養つくんじゃね?

なんて安易な考えのもと買いました笑

何かが身についたかというと、正直何も身についたようには思わなかった。

 

 

だって面白くないし。

だから読み始めてから全部読みきるまで、何度も中断し、

しばらく経ってから再び読み始めるけど、どんな内容だったか忘れていて

はじめの方はあまり印象に残ってない。 

どうして面白くないんだろうと考えていたのですが、

興味がない

これに尽きるんですよね。

 

 

興味があるから買ったんじゃないのか?という疑問が湧いて出てくるんですが、

読んでみるとやっぱり内容に興味がわかないのです。

どうしてか理由を考えていたのですが、

なんとなく気づきました。

どこかのレビューで君主としてのあり方を考えている本であり、

一度は読んでおくべき。

みたいな評価を読んだことがあったので、購入した時は、

最近よく巷に出回っているようなハック系の自己啓発本に近い内容のイメージを持っていたのです。

 

 

ところが実はそうじゃなかった。

語り口が優しい(訳者?さんの好みか訳の都合かはわからないけど)ので難しくて読みにくいということはなかったのだけど、

マキャベリが当時のヨーロッパの話を多く織り込みながら書き進めているので、

知らないことが多く、歴史について詳しいわけでもなかったので読むのが辛かったのが

興味を持てない原因でした。

 

 

こういうことは他にも何度かあります。

周りの評価は悪いわけではないのだけど、自分にとって面白いものじゃない。

いや、君主の良し悪しを判断するのにはまずその側近を見れば良いだとか、

君主が統治する上で避けなければならないこと、君主としての振る舞いや

民衆や兵士、貴族に対する行動など、なんとなく現代でも応用して考えることのできそうなことはたくさん書かれてあるし、

こんなの読んでも意味ないわ!なんて言うつもりは全くないんだけども、

当時のイタリアやフランスやスペインの統治者の名前がたくさん出てきては

誰それがこういう風に没落してこれこれ・・・

なんてことが続くので読むのが辛かったのです。

 

 

そこでタイトルのように思ったんです。

面白い本は読まなくても良い。

なぜか?

それは、まだその本を読むための素養が足りていないからです。

今回は君主論を読んで面白くないと僕は感じたのだけれども、

マキャベリが生きた時代の歴史に詳しい人が読んだりするとめっちゃおもしれぇ!

ってなるんじゃないかな?

マキャベリが生きた時代がどのようなものであるかを知っていれば、

その時代を生きていたからこそ生まれた彼の考え方を深く理解できる。

他の思想とも比較したりしながら読むことで、それがどういうものか、

人によって自分の意見がまた生まれたりするんだと思う。

 

 

でも僕はその時代のことは詳しくないから統治者の名前がたくさん出てきたら

興味を引くどころか読むのが辛くなってしまった。

清濁併せ飲むことも君主には必要だと簡単にこの本を読んで感じたのだけど、

それが正しい理解だとは思わないし、読み落としている部分がたくさんある。

 

 

だから、この本を面白いと思えるようになるには、この本に出てくることについて

他の何かで十分な知識を得るのが良い。

知っていることが出てくるから理解出来るのだから、

知らないことばかりの今の状態じゃ、面白いと思うことができるわけがない。

 

 

というわけで、正確には、

面白くない本は、今は、読まなくても良い。

周辺の基礎知識に詳しくなってからまた再読することで、

やっぱりこの本は面白かった!

と感じることができるんじゃないかと思ったのでした。

 

 

なのでまあ、今後も知らないことをどんどん知るために、

読書を続けたいなと年が明けて新たに決意をしました。

2016年は100冊読みたい。だいたい一月10冊。

三日で1冊くらいのペース。頑張ろう。